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ノルバスクと一緒には食べれない物があるって本当?

2019年06月02日
薬を飲む女性

高血圧症とは収縮期血圧/拡張期血圧が140/90mmHg以上の状態をいいます。
高血圧症は様々な要因によって発症しますが、近年は食生活の欧米化によって脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病を持つ人が増加傾向にあり、それによって動脈硬化が進行している方が増えてきており、それにより血管の柔軟性が失われ、高血圧を引き起こすことが多くなっています。
高血圧症治療には減塩食摂取などの食事療法や運動療法も行われますが、治療の中心となるのは薬物療法です。
高血圧症治療薬では主にカルシウム拮抗薬やARBが用いられますが、その他にもACE阻害薬、β受容体拮抗薬、その他ラシックスなどの利尿剤も使用されています。
カルシウム拮抗薬の中でも最も多く使用されている薬の1つにノルバスクという薬があります。
ここではこのノルバスクと一緒に食べられない物に関して解説します。
ノルバスクと一緒に食べられないのはグレープフルーツです。
グレープフルーツとノルバスクを併用すると、ノルバスクの有効成分アムロジピンの血中濃度が多くなり、低血圧、めまい、顔面紅潮、頭痛などが起こることがあります。
これはグレープフルーツに含まれるフラノクマリン類がアムロジピンの薬物代謝酵素であるCYP3A4の働きを阻害することによって引き起こされます。
また腸管などに存在するP糖タンパクの機能も阻害することでアムロジピンの体外への排出を抑制します。
このフラノクマリンの阻害作用は不可逆的な阻害作用であるため、ノルバスクを服用しない時に間隔を空けてグレープフルーツを摂取してもいいというわけではありません。
ノルバスクによる治療中は治療効果に影響を与えるためグレープフルーツの摂取は控えましょう。